第30回  繊維質もすっかりとろとろに      和風だしがしみた レンコンピューレ


 「歯ごたえがあってかたい」「繊維質がどうも苦手」。
 治療中のがん患者さんや、高齢者の方からレンコンの食感などが苦手という声を
 聞きます。シャキシャキしているのが特徴のレンコンですが、刻んでもすりおろしても
 ざらざらした舌触りは残ってしまいますね。

 コトコト煮込んで、ピューレにする方法を試してください。レンコンを軟らかくするには、
 厚めの輪切りにし、じっくり火を通すのが一番いい方法です。

 レンコンに多く含まれる粘りの成分「ムチン」がミキサーにかけると、程よいねばり具合
 になり、食べやすいです。輪切りにした時の穴が「先が見える」と言われ、開運の象徴
 として祝ごとには欠かせないレンコン。和風だしの飽きない味付けで、年間を通じてい
 つでもおいしく味わえます。
 

 
 
 
 材料

レンコン   3節程度
だし汁    250cc〜300cc(レンコンを鍋に入れた時にひたひたになる程度) 
しょうゆ、ポン酢など  お好み      

  

 
 
作り方

@ レンコンを厚さ2cm〜2.5p程度の厚さのイチョウ切りにします。切ったらすぐに酢
  水にさらしてアクを抜きます。

   






 
A 鍋にレンコンを入れて、ひたひたになる程度のだし汁(かつお、こんぶ出汁)を注ぎ、
  火にかけます。沸騰してきたら、火を弱め、あくを取り除きます。落としフタをし、さらに
  鍋のフタをして、コトコトと一時間程度煮ます。
 B レンコンを菜箸などでつついて、軟らかくなっていたら、火を止めます。粗熱を取っ
   てミキサーに移します。スイッチを入れてかくはんします。ミキサーが回らない場合
   は、鍋に残った水分を少しずつ加えてスムーズに回るようにします。
 








 
 C 滑らかにかくはんされたら、盛り付けて完成です。お好みで、しょうゆやポン酢をた
   らして味つけします。

   白いご飯にのせたり、おかゆに混ぜるてもおいしいです。
       レンコンのピューレをだし汁に溶かし、塩、酒、しょうゆなどで味をつけて、
       「すりながし汁」風にしても活用できます。

   酢や砂糖を少量加えて味をなじませ、正月料理の「酢バス」風にするとさっぱ
       りした味になります。冷たくして召し上がってみてください。

ワンスプーンメモ

  ●レンコンの主成分は炭水化物(糖質)なので、主食にもなります。ネバリの成分「ムチン」 、ビタミンCも豊富です。
   のどの粘膜や皮膚も保護する働きがあるので、これからの乾燥の季節にはありがたい食材です。

  ●レンコンのビタミンCは熱を加えても壊れにくいので、ピューレにしてたっぷりいただきましょう。